
再びトランプ勢力が高まっているが、中絶はもとより、アメリカの女性たちのSRHRは守られるのだろうか。
「中絶禁止の報道後の2023年7月、FDAはOpillという低用量ピルを医師の処方なく薬局で購入できることを決めました。また、中絶禁止に関しても、多くのセレブも声を上げ続けています。中でも注目したいのは、それまで政治的な発言をしてこなかったテイラー・スウィフト。彼女は判決後にSNSで異議を唱え、多くの賛同とさらなる人気を集めました。
もちろん、今後の選挙も保守勢力の動きには注視していかねばいけません。でも、保守政権のときこそアメリカは勢いづく、逆方向に動いていくという傾向があります。MeTooやブラック・ライブズ・マター(BLM)も思い返してみれば、トランプ政権時に起きています」
分断があるアメリカだが、変えていく力に関しては日本と異なるエネルギーがあると内田先生は話す。
「日本でも低用量ピルやアフターピルのアクセスのしやすさの議論や、著名人の性加害報道も続いています。でも現状では、世論の関心はスキャンダル方向で、本質が語られない社会構造を感じます。アメリカのように有名人も意見をしません。世の中は変わらないと絶望を感じている人も多いと聞きます。アメリカも簡単にMeTooやBLMに行きついたわけではなく、被害者たちの努力とその被害を傍観しない他者たちの努力があったからだと思うのです。デモを起こせなくても、まずは考え続けることから始めていきましょう」
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